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クリスマスを楽しもう!!

「福祉施設の行事食 ~クリスマスランチ~」

【クリスマスのローストチキン】
普段とは違って見た目にこだわった「骨付きローストチキン」は、「見た目にインパクトがあり良かった」とのお声をいただき、昨年に引き続き今年も提供させてもらいました。
福祉施設で骨付き出すの?骨は大丈夫? 食べられるの?普段の食形態からすると大丈夫かな?と思う方もいるかと思いますが、施設側のご協力もあり2年連続提供させていただいています。

私の勤務する福祉施設事業所(昼提供:入所110名+デイ25名+施設側職員25名)では、鶏肉はいつも皮なし肉を使用しています。
しかし、行事食の時は特別です。
施設長からも「年に数回の行事食なんだから見た目重視でいきましょう!」と言っていただいており、普段とは違ったメニューを提案させてもらっています。
普段の食形態は、常食・はさみを使用して一口大にカットした刻み食・フードプロセッサーで細かくした極刻み食・ゲル剤(ソフティア)と一緒にミキサーにかけ固めるソフト食の4形態を提供しています。
今回のクリスマスランチもそうですが、行事食の時だけは常食とソフト食の2形態のみの提供となっています。刻んでしまうと見た目があまり良くないため、施設側職員様が介助時にハサミでカットして提供してくださっています。
施設側と協力してご利用者様へ目で見て楽しんでいただけるメニューを提供しています。

クリスマスランチメニュー:施設側管理栄養士様と打合せ

① 普段出さないメニュー構成で検討しクリスマス感を味わっていただく内容を提案
② 昨年提供した内容の振返り
骨付きローストチキンは好評だったので今年も採用
③ 利用者様のアンケート結果をもとに
パンバイキング、グラタンの要望があったため今回メニューに採用
④ 当日の食器
プレート皿を使用
⑤ パンバイキングの方法
施設側の方で予めアンケートをとり、お好きなパンを一種類決定
厨房にてプレート皿に指定パンを盛り付けて配膳
施設側職員様が利用者様にもう一種類選んでいただき提供する流れに決定

【クリスマスランチメニュー】

前日の準備:思ってたよりも大変だったー

骨付きチキンは下処理の段階で骨を取り除く作業を行いました。
手で持つ部分は骨を残し、他の骨は取り除きましたが思っていた以上に長い時間がかかり苦労しました。

ちなみに昨年の仕込みですが、骨に沿って包丁で切込みを入れ、皮の部分はフォークで穴をあける処理をしました。

提供当日

提供当日は朝から大忙し!骨付きローストチキンを焼いて、持つところに銀ホイルを巻いたり、数種類のパンのカット、デザート作り…クリスマスメニューは、盛り付けにもこだわっているため、プレートを完成させるのはやる事が盛り沢山で大変です。
パンバイキング用のパンは銀盆に色々な種類のパンをのせ準備します。(手作りPOPも忘れずに!)

※パンのPOPは大きな字で読みやすく・折り紙で立体感を出す工夫をしました

 

当日、私はソフト食の盛り付けを主に行いました。
ローストチキンとサラダは、見た目が良くなるように型抜きをして飾り付けし、グラタンはペースト状にしてあるため、表面に模様を描いて特別感をだしました。

クリスマスランチを提供して

提供後には施設の職員様から様々なご意見をいただきました。
「美味しかった」「利用者様も喜んでいらっしゃった」「食べる部分に骨がなくて食べやすかった」「見た目にインパクトがあって良かった」と喜んで頂くことができ嬉しかったです。
また、きれいなお皿が返ってきたり、残飯が少ないのを目の当たりにすると、頑張って良かったと感じます。
しかし、利用者様の中には皮が食べづらかったという意見も出ていたと伺いました。
昨年はそんな意見が無かったと聞いていました。振り返ってみると昨年の鶏肉の下処理は皮にフォークで穴をあけましたが、今年はその処理を行わなかったので、次回は前回同様に皮にフォークで穴をあける処理又は皮に切込みを入れるなどの工夫が必要だと感じました。
施設に入居されている方々には、外出する機会があまりない分、少しでも食事から季節感を味わって頂けたらと思います。

コロナ禍のため現在は実施されていませんが、以前は対面でのバイキング形式で行事食の提供を行ったこともあるとお聞きしました。食事をされている利用者様の様子や表情を実際に見てみたいという思いから、また実施できる日が来ることを願っています。

最後に、私の業務を少しご紹介させてもらいます

入社してもうすぐ1年
私はこの職場で、食材発注と在庫管理、調理、盛り付けなどを行っています。
【発注業務・在庫管理】
最初はわからないことが多く時間がかかってしまっていましたが、回数を重ねるにつれて自分なりのやり方を見つけて今ではスムーズにできるようになってきました。
月末の棚卸しの際に少しでも在庫が無くなるように努力しています。

【調理業務】
毎食の検食簿の確認は欠かせません。
「美味しかった」「食べやすかった」などの記載があったときには安心しますし嬉しいです。しかし、ご指摘を頂くこともあります。お肉やお魚が少し硬い、利用者様にはやや食べにくいのでは?といった声を真摯に受け止め、同じメニューや似たようなメニューが出てきた際に、前回の反省を活かして調理を行うようしています。

【盛り付け業務】
食形態ごとに盛り付けの仕方が違います。限られた時間の中で効率よく丁寧に行わなければならないため、慣れるまでは大変でした。
パートさんが担当されていることが多く、経験豊富な方々に助けられています。今では自分なりにペースを掴んで業務を行うことができていますが、入社当初に一から優しくしっかりと教えて下さったこと、とても感謝しています。
まだまだ理解できていないことや不安なこともたくさんありますが、周りの方々に助けて頂いています。
先輩社員やパートさんとコミュニケーションをしっかりとりながら、様々なことを吸収し、成長していきたいです。

職場のみなさん、いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。

 

 

南谷 美希

2021年入社
名古屋支店 福祉施設事業所所属
主な業務内容は、食材発注、在庫管理、調理、盛り付け、切込みなど

 

 

 

 

 

 

 

 

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