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TEAM PIER

  • 栄養士

私の主な仕事内容は、ドリンクメニュー開発・ポップづくり・発注・シフト作成・請求書作成等の事務業務です。

私が働いているのは、東京・品川にある「豊田通商東京本社カフェPIER事業所」です。
新卒で入社し、はじめは栄養士として食堂の厨房に配属されましたが、半年後に、併設されているカフェに異動しました。

栄養士になろうと思ったきっかけは、中学生の時に食べることが大好きになり、1日の楽しみが給食になったことです。どんな人が給食を作っているのだろう、そこから栄養士に興味を持ち始めました。学生の頃は、病院で働きたいなと漠然とした将来の夢でした。ですが、就職活動をしていくうちに社員食堂への関心も持ちはじめました。

カフェなので他の事業所と比べて少々特殊ではありますが、1日約300名もの来客があります。
ピークタイムは1日に約3回あります。
1回目は、モーニングの時間帯です。7:30オープンですが、皆さん9時出社の方が多いのか、8:45くらいにピークが来ます。
2回目は、ランチタイム後です。12時~ランチ、12:30過ぎくらいに食後のコーヒーを買いに来られる方が多いです。この時が3度のピーク中、最も多い来客です。
3回目は、15時頃です。皆さん、仕事がひと段落するのか、この時間に甘いドリンクのオーダーが多く、一番いろんな種類のドリンクのオーダーが入ります。
常に笑顔で接客をするというプレッシャーは少々あります(笑)。そう言いつつも、明るく接客することを心がけています。

ここは食堂とカフェが併設されており、食堂は平均約450食を提供しています。
主な仕事は、レジ(接客)・ドリンクづくり・パンづくり・ドリンクベースづくりです。
一見なんともない業務内容ですが、ドリンクだけでメニュー数が25~30種類あります。
レジ1人・ドリンクをつくるドリンカー1人のオペレーションで、オーダーをさばくだけでなく、パンを焼成しながらのオペレーションなのでなかなかに目まぐるしい毎日です。スタッフ3人中2人が9年勤務のベテランなので、阿吽の呼吸でお互いの動作がわかります。次に何をするかな、と考えながら行動をするのも楽しいなと感じます。

ドリンクづくりの中で一番難しいのが、ホットのドリンクを作ることです。
カフェラテや豆乳ラテは、ラテアートをしてお客様に提供します。ラテアートと言っても、一番簡単なハートではありますが、カフェに入ったスタッフは全員このラテアートづくりの修行を経て、初めてお客様に提供します。
これは個人差ですが、ラテアートができるようになるまでの期間が、上手な人で3か月、私はハートがうまくできるまで半年かかりました。

食堂・カフェの場所はビルの15階にあり、眺望が良く、東京湾とお台場が綺麗に見えます。
眺望が良い席で一息つきながら、まかないを食べるのが日々の癒しです。

クライアントは豊田通商・グループ会社の社員の方々です。同じお客様のみの来店だからこそコミュニケーションの幅が広がり、より深くなるところもとても面白いです。
たわいもない話でも、毎日パソコンとにらめっこをしているのに飽きてしまった時に、少しでもコーヒータイムで癒しになってもらえればと、積極的にコミュニケーションを取るよう心がけています。
だからこそ、お客様の表情を読み取り、毎回毎回話しかけるのではなく、今はやめておいた方がいいかな、など察することも大事だなと痛感しています。
私はたまたまですが顔と名前を覚えるのが得意で、どのお客さんがどのドリンクを頼む、というのはほぼ全員のお客様でも答えられと思います(笑)。
お客様とコミュニケーションが楽しくて、気づいたら30分くらい話をしてしまった時もあります。

一般のお客様は利用できない特殊な環境下での営業なので、来客数も限りがあります。
社員さんしか利用できないからこそ、何度も足を運んでいただき、リピーターを増やすしか来客数を伸ばすことができません。
主任として、日々メニュー開発とポップのデザインに頭を悩ませています。
もともとアイデアを考える、デザインを考えるといった図工のようなことが大の苦手で、最初は私に務まるのかなと不安でいっぱいでした。
ですが今は、2カ月に1つは期間限定商品を提供できるようになっています。旬の果物を使用すれば話題性も出ます。栄養士ならではの観点でのドリンクも今後は提供していきたいと考えています。

スタッフは、今は朝から夜まで約12時間の営業時間を3人で回しています。3人がそれぞれにしっかりと役割を果たし、日々働いています。
レジスタッフ・ドリンカーと分けて業務にあたっています。注文を受けたスタッフが、ドリンカーにオーダーを通すので、コミュニケーションは必須となります。そこでの連携が大切なので、新人スタッフが入った時にはベテランスタッフがサポートするよう指導しています。
私は感情の波がややあり、周りのスタッフには迷惑をかけることも多いのですが、そんな私を慕ってくれる仲間がいる、とても幸せな環境だなと日々感じています。

楽しく働くことが一番だと私は思っています。新しいスタッフを迎えた際も、コミュニケーションをしっかり取って、「ここで働けて良かったな」と思ってもらえるように、頑張りたいと思います。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

村岡 亜美(むらおか あみ)

2016年入社 CFS事業本部 東京支店所属
栄養士

社員食堂のカフェ事業所にて、メニュー開発
や発注などの運営業務に従事

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