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時間運動学
2023.07.07
がんばる仲間たち
投稿者:杉本 和香奈
私が勤務している三島市の中学校は、東に箱根を控えた高台に位置し、三島市内、田方平野、遠くは駿河湾を一望に収めることができる自然に恵まれた学校です。隣の地区の中学校の分も合わせて、2校の給食 計720食を作っています。従業員は社員3名、パート8名の11名です。
私は2015年に入社し、現在8年目になりますが、2015年の静岡支店での採用は私1人で、同期がいませんでした。
1人ということもあり、不安でどこに配属されるかもわからずドキドキしていたのを覚えています。配属先が決まり実際に現場に行き、当時の主任に会ったことは今でも鮮明に覚えています。当時の主任は、今でも尊敬している主任です。仕事が始まると毎日先輩方についていくことに必死でした。そんな私に対して主任をはじめパートさん方は優しく親切で安心しました。今でも頑張れているのは、支えてくれた皆さんのおかげです。
そして、大変なことも多くありますが、毎日頑張れているのはほとんど顔を合わせることのない子どもたちに、すれ違うと「給食美味しかったです」「ごちそうさまでした」という
言葉を聞くことができるからです。子どもたちの言葉は、疲れていても、元気になることができ、私を笑顔にしてくれます。
子どもたちの顔を思い浮かべながら作る給食はとても楽しいです。
メニューの中には手作りのゼリー、ハンバーグ、コロッケ、スイートポテト、りんごケーキがあり、どれも美味しいと好評です。
ゼリーは、カットした果物を上から乗せ、パフェのような仕上りになります。
コロッケはじゃがいもを切り、スチコンで柔らかくして釡で潰しますが、かなり力がいります。そのあと炒めた具材と混ぜひとつひとつ丁寧に形成します。形成には時間もかかり人手もいりますが子どもたちに「今日おまけある?」「もっと食べたい」と言ってもらえると大変だけど作ってよかったと思います。
私たちは献立を考えることも発注する作業もありません。栄養士の先生が考えたメニューをみて作るだけですが、どのようにしたら美味しくできるか綺麗に仕上げられるか先生と週1回の打ち合わせで、できるだけ先生が望んでいるように作るため子どもたちの笑顔のために作業時間、作業工程を考えています。
給食を作るというとただ調理をするだけと思う人が多いと思いますが、毎日の作業の中には作業動線図、工程表などの書類作成があります。動線図は野菜、お肉などが通る道を線で表しています。最初は、書類作成で間違えてばかりいましたが、調理を実際にすることにより、動きがわかりスラスラ書けるようになりました。工程表も1日の動きがわかるよう書いています。
私たちの仕事は、メニューをみて作っているだけかもしれませんがその中にはいくつもの工程があり、朝早くから準備をして、荷受室で納品が始まり下処理で皮むきや洗いをし、上処理室でカットをして、調味料室で計量をして、いくつもの工程をふんでいます。
1人で全てやることは絶対にできません。
私が入社してから、パートさん方は同じメンバーで働けています。新入社員で入った私が、今では、主任になることができました。主任という立場になることができたのは、みんながいたからです。何もわからない私に対して、時に厳しく指導し、出来ないことをフォローしてくれたパートさんたちのおかげです。
入社してから今でも毎日のように顔を合わせて働いている家族のような存在であり、母親のような存在です。言葉だけでなく心で通じ合っているような気がします。仕事のことだけでなくたくさんの話を聞いてくれてつらい時、大変な時には声をかけて気持ちよく進んで仕事をしてくれます。仕事に厳しく楽しい時には笑いあえるそんな素敵な職場で働くことができる私は恵まれています。
いつも背中をおしてくれる仲間には感謝しかありません。
仲が良くてもいいものはいい、悪いものは悪いと言い合える環境はとても成長できる環境です。安全で安心な給食を提供できているのは、みんながいるからです。この場を借りてお礼を言わせていただきます。「ありがとうございます。」
これからもこのメンバーで美味しい給食を作り続けるぞ。
2016年入社。CFS事業本部 静岡支店所属 事業所主任
学校事業所にて給食調理員業務に従事。
主な業務内容は、給食提供、事業所運営管理、
スタッフマネジメントなど。