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【連載】学校給食における食物アレルギー対応の最前線/第2回
2026.03.19
がんばる仲間たち
投稿者:正木 七海
私は栄養士の短大卒業後、料理が好き、子どもが好き、子どもに関わる食事に携わりたいと思い、フジ産業株式会社に入社しました。
入社当時は右も左もわからず、自分は何がわからないのかもわからず悩みました。
そんな時、心の支えになってくれたのはそれぞれの現場で頑張る同期、過去に自分と同じ悩みを乗り越えた先輩、私を育て上げてくれた主任、そしていつも相談に乗ってくれる管理担当の存在がありました。

1年経つと後輩ができ、自分も教える立場になることで責任感も出て、少しずつ成長を自分でも感じるようになりました。
入社してから昨年度まで配属されていた自治体では全て手作り、市販のものは一切使わない調理だったため、春には筍を丸ごと皮から煮て下処理し筍ごはん、こどもの日には笹の葉を使ったちまき、秋のお彼岸は小豆を煮ておはぎ、クリスマスにはブッシュドノエル。
子ども達に季節や食材を感じてもらえる献立がたくさんありました。
他にも卵を泡立てて作るパウンドケーキや生地を発酵させて焼く調理パン、カレーやシチューも小麦粉とバターを使用したルーから手作りし、難しいけれど失敗と回数を重ねるごとに調理技術が格段に上がったのを実感しました。
パンやケーキを作っていた時は『自分はお店屋さんなのかな?』と思ったほどです。笑
保育園給食調理で1番危険なのは命や生活に関わるアレルギー対応、宗教対応、また少し違いますが病気や成長に遅れのある子への食事の調理と提供です。
それぞれの対応でも確実に安全に、かつ除去や代替をしても美味しく食べられるように工夫をしています。アレルギー対応食や配慮食だから食べられないではなく、代替を考え、形だけでも似ているものを作ると子ども達はとても喜びます♡
そんな中、ついに自分が主任になる時が来ると、コミュニケーションという壁にぶつかりました。
人それぞれ性格は違う複数人いる現場を円滑に回すことはもちろんのこと、園長先生や自治体の栄養士、保育士先生方との打ち合わせ、保護者会での保護者への給食紹介にはもちろん自分が参加し、発言する責任と説得力が必要だと思いました。
話すことが得意ではない私には難しいと思ったこともありましたが、これもたくさんの人と出会い、たくさんの失敗や成功もし、今の私がいます。
そんな同じ時期、同期は私立園で献立作成、発注業務、新入園児面談などまた自分と違う経験をしていて、その話を聞き、栄養士業務にとても興味を持ちました。
公立園で学んだ知識を生かし、今後は保育園栄養士としての業務を行いたいと考え、今年度から私立園に異動を願い出ました。
そして始まった新たな挑戦は、日々調理と献立作成業務の両立の難しさを感じています。
しかし、『色々な栄養はとってほしいな』、『どんなものなら子ども達が好んで食べてくれるのかな』等と考える楽しみ、また調理する側の工程への配慮等、色々考えながら献立を立てるといったやりがいも感じています。
苦労した日でも子ども達の『美味しかった〜!!』というニコニコ笑顔と言葉や、クッキング体験の緊張でドキドキな中、キラキラした目で取り組むのを見ると、この子達のために頑張らなくては!!と思います。
ある年の卒園児の保護者の方から、『うちの子、食べられない野菜を保育園で食べられるようになってから、家でも食べてくれるようになりました!』や『毎日、うちの子どもに手をかけたごはんを作ってくれてありがとうございます!』とお声をかけて頂きました。
そんなことを言われると本当にこの仕事へのやりがいを感じ、涙が出ました。自分のやってきたことは間違いではなかった!とまたやる気が出ます!
毎日の食事に悩む保護者の方の悩みが少しでも解決できるように、給食だけでも『ピッカりーんできたー!!』と言ってもらえるように、私は今後も頑張りたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
少しでも保育園給食に興味を持ってもらえる方が増えるよう願っています!

東京学校保育園支店所属 事業所主任
2016年入社 栄養士
私立保育園事業所にて、献立作成・調理業務に従事